先日、ストレングスファインダー®(正式にはクリフトンストレングス®)の「1Day基礎コース」のテキストを読み返していて、改めて「やっぱり、これだな」と思ったことがあります。
その一つが、この考え方。
ウサギは水泳が苦手。なのに「お前は泳げないからダメだ!」って言われても無理でしょ。
(森川コーチがいつもいう言葉です)
「苦手を克服しなさい」「できないことを頑張ってできるようになりなさい」っていうアプローチがいかに不毛かって話です。
もちろん、最低限必要なことはある。だけど、苦手なことにエネルギー注ぎ続けても、消耗するだけ。
むしろ、自分の“とんがり”に気づいて、どう活かすかにフォーカスした方が、よっぽど自然に、楽しく、成果が出るんです。
“とんがり”がエネルギー源になる「とんがり」というのは、ストレングスファインダーで言う“資質”。
誰にでも「自分には普通にできるんだけど、他の人から見るとすごい」ってこと、ありませんか?
でも意外と自分では気づかないんですよね。
「こんなこと、誰でもできるでしょ?」って思ってることこそ、実は“とんがり”だったりする。
私の上位資質のひとつに「学習欲」があります。
一度気になったことは、学ばないと気が済まないし、深掘りして知識を広げていくのが楽しくて仕方ない。
でも、これって昔は「飽きっぽい」とか「すぐ次のことに目移りする」って言われてきた部分でもあるんですよね。
「一つのことをじっくり極めなさい」っていう周りのアドバイスに、自分でも「そうしなきゃ」と思っていた時期もありました。
(いや、あまり人の言うこと聞かないから一瞬そう思っただけ)
でも、ストレングスファインダーに出会って、「学習欲が強みになる場面って、知識を広く持っていて、それを必要な時に繋げられることなんだ」と気づいてからは、無理に“飽きっぽさ”を直そうとするのをやめました。
今は、知らないことに出会うと「きたきた!」ってワクワクするし、セミナーや講座でも「よくそんなに色んな知識が出てきますね」って言ってもらえることが増えました。
職場は、実は動物園
テキストには「職場は動物園」って表現も出てきます。
ほんとそう。
走るのが得意な人もいれば、飛ぶのが得意な人、泳ぐのが得意な人がいて。
なのに、全員に「飛べ」「泳げ」って同じことを求めたら、それはしんどいですよね。
お互いの得意なことがわかれば、もっと楽に、もっと楽しく成果を出せるのに。
その“共通言語”としてストレングスファインダーはめちゃくちゃ便利だなって思います。
ストレングスファインダーは、「あなたの強みはこれですよ!」と教えてくれるツールじゃなくて、「あなたはこういう資質がある。
だから、こういう場面で強みになるし、逆にこういう時は空回りするかもね」って、ヒントをくれるツール。
これを知ってるか知らないかで、仕事の仕方も人との関わりも大きく変わるなと、私自身も実感しています。
もし、「もっと楽に、自分らしく成果を出したい」「人間関係を良くしたい」って思ってる方がいたら、ストレングスファインダー、ぜひ触れてみてください。