企業の方と話をしていると、やっぱり、強みの見える化をしたいという話題になります。
実際、私も会社員の時に、自分ではある程度強みをわかって活動していたし、部下たちの強みもわかっていたつもりでした。
でも、これって自分だけがわかっていてもだめなんですよね。
今だから思いますけど、私、周りからわかりづらかっただろうな
(あ、今でもわかりづらいって周りの人からは言われます、笑)
なんとなく、資質がわかって、傾向性がわかると
ああ、そういう感じなんだ、ってのは、見える化していくし
それと照らし合わせて、日々の行動をつなげて行くとより、明確にわかっていきます。
診断しただけだと、資質はわかっても、それで?となるし
診断してないと、どうしてこの人はこんな行動をするんだろう?ってことがたくさん出てきます。
診断結果と普段の活動を紐づけていくことで、本当にみえる化していくことができます。
チームの中でお互いの傾向性がわかれば、
「なんでそういう言い方をするの?」「どうしてそんなに慎重なの?」といった、すれ違いのもとになる“謎の行動”が、だんだん「なるほど、そういう強みの使い方なんだな」に変わっていきます。
そして、相手の強みを理解できると、
ついイラッとしたり、合わないと感じていた部分が、
「この人は責任感が強いからこうなんだ」「この人は未来志向で、先を見ているんだ」
という“意味づけ”に変わります。
強みの見える化って、単にラベルを貼ることではなくて、「理解を通して関係性を整えていく」プロセスなんですよね。
チームの中で強みが見える化されていくと、自然と会話が増え、協力し合いやすくなります。
自分の得意なところを活かしながら、苦手な部分を補い合うチームになっていきます。
そして、その土台にあるのが「強みを言語化し、共有すること」
それができると、組織の中の“見えない強み”が“チームの力”に変わっていくのだと思います。