上の図にあるように、下位資質の部分は「完全にあきらめて、得意な人にお願いする」というスタンスを、ずっと意識してきました。
そのために、いろいろな方と一緒に仕事をするようにしてきています。
私の苦手な部分を補ってくれるメンバーがいてくれることは、本当にありがたいことです。
ただ、本当に難しいのは「上位資質」が、強みにもなれば弱みにもなることです。
自分一人で完結する内容であれば、上位資質が弱みとして出ている部分も、自分自身で改善していけます。
例えば、最上志向が強く働きすぎて「もっともっと、まだまだできるはずだ!」という思いが強くなりすぎてしまい、
「まだまだ私なんて……」「もっと準備してから」「完璧になってから行動しよう」となってしまうことがあります。
この場合は、“まだできていない自分” を受け入れ、完璧ではなくてもまずはやってみる。
行動することで少しずつできるようになり、結果として最上を目指していける。
これは、自分の問題として解決していける部分です。
一方で、最上志向が外側に強く出すぎてしまい、周囲に「もっともっと」を求め過ぎてしまったり、できない人を切り捨てるような態度になってしまえば、それが最上志向の“弱み”として現れます。
出し過ぎた結果、チームがバラバラになったり、ついて来られないメンバーが離れてしまったりしては本末転倒です。
だからこそ、最上志向を“ほどほど”に抑えることで、より良い方向に向かうこともあります。
ただ、抑えすぎてしまうと、本来の最上志向の良さ・強みが消えてしまい、
結果として資質が活きなくなることもあります。
このバランス――まさに“塩梅”が難しいのです。
これは最上志向に限らず、どの資質にも共通して言えることです。
そして最近、個人的に「資質を抑えすぎているのでは?」と感じています。
もっと、自分が思ったことをそのまま大切にして、
もっと自分にも周りにも最上志向を求めて、
より良いものを提供していけるようにしたい。
若手起業家の皆さんを見ていて、そんなふうに強く感じました。
まだまだ若手には負けていられません。
(あ、競争性ももっと出していこう。)
もっともっと頑張っていこうと思います。