私はこれまで、
「失敗は大事だ」
「失敗しないと成長しない」
と思っていました。
でも最近、その言葉の奥にあった本質に、あらためて気づきました。
本当に大事なのは、失敗そのものではなく、フィードバックだったということです。
(まあ、私の場合、結果的に失敗して気づくことが多いのですが)
①多くの人がつまずく構造
多くの人は、こんな構造の中にいます。
失敗したくない→だから行動しない→行動しないから、何も変わらない
変わらない自分に、また自信がなくなる
この状態で「もっと頑張ろう」と言われても、正直、しんどいだけです。
ここで必要なのは、勇気や根性ではありません。
構造の見直しです。
② 成長の正体は「行動→フィードバック→調整」
成長を分解すると、とてもシンプルになります。
行動する→何かが起きる→そこから情報(フィードバック)が返ってくる→次のやり方を少し変える
この循環が回っている状態を、私たちは「成長している」と感じます。
逆に言えば、
行動しない=フィードバックが手に入らない
ということ。
だから、どれだけ考えても、どれだけ学んでも、変化が起きにくくなる。
③ 「失敗」が怖くなる理由
ここで、多くの人が
「行動=失敗=怖い」
と感じてしまいます。
それは、
失敗をこう捉えているからです。
ダメな証拠
能力不足の証明
評価が下がるもの
この定義のままでは、行動できなくなるのは当然です。
でも、コーチングの視点で見ると、失敗はこう言い換えられます。
「想定と現実のズレが見えた状態」
これは、評価ではなく、情報です。
④ フィードバックとは何か
ここで言うフィードバックは、
正解・不正解を決めるもの
良い悪いを評価するもの
改善点を指摘するもの
ではありません。
フィードバックとは、
何が起きていたのか
どこでズレが生まれたのか
何が自分に合っていなかったのか
を、意味づけするための材料です。
そして、この材料は行動しなければ手に入りません。
⑤ なぜコーチングが機能するのか
コーチングが機能する理由は、とても明確です。
コーチングは、行動の結果を「失敗」で終わらせず、
フィードバックとして扱う場だから。
一人だと、人はつい
自分を責める
まとめて否定する
感情で結論を出す
ことをしてしまいます。
でも、対話があると、
起きた事実
自分の前提
無意識の期待
小さな違和感
を、言葉にできる。
すると、経験が次に活かせる形に変わる。
これが、コーチングの本質だと思っています。
⑥ だから「行動」が大事になる
私はもう、「失敗しよう」とは言いません。
その代わり、こう伝えたい。
小さく動いてみる
うまくいかなかったら、眺める
フィードバックを言葉にする
次は、少し変えてみる
この循環を回せる人は、無理に頑張らなくても、成長していきます。
まあ、結果的に、行動してチャレンジすると、最初は失敗することが多いんですけどね