こんな経験、ありませんか。
AIと話していて、すごくいい答えが返ってきた。
「これだ!」と思った、あの回答。
…で、しばらくして、もう一回見ようとしたら ──
どこにもない。。。
画面をさかのぼっても出てこない。
似たことをもう一度聞いても、なんだか違う答えになる。
私も、何度もやりました。
そして毎回、新しい相談をするたびに、
「私はこういう仕事をしていて、これまでこういう経緯があって…」と、
背景を一から説明し直す。
──これ、地味に、けっこう疲れるんですよね。
じみーなことなんですけど、こういうことが大切だったりするんです。
ひとことで言うと、こうです。
会話は消える。でも、ファイルにして残すと、次の自分が使える。
画面の中のやり取りは、流れて消えていきます。
でも、それを「ファイル」にして手元に残しておくと、
ずっとそこに在り続ける。
次に開いたとき、AIにこう言えるんです。
「この前のメモ、読んで。続きから始めて」
すると、背景をもう一度説明しなくていい。
昨日の自分が残したものを、今日の自分が燃料にして、続きから走り出せる。
少し前のメルマガで、受講生のひとりがこう言ってくれた話をしました。
「結果だけじゃなくて、考えたプロセスも残したい。
自分のコピーロボットを作りたいから」
まさに、これなんです。
残すのは、完成品だけじゃない。
途中の検討も、うまくいかなかったことも、ぜんぶ残しておく。
人間だって、同じですよね。
あのプロジェクトで失敗した経験が、次の仕事で効いてくる。
AIも、残せば残すほど、あなたのことを分かってくれる。
残すほど、賢くなる。
おもしろいのは、これ、いわゆる「できる人」ほど効くんです。
たくさん動く人ほど、作ったものが散らかっていく。
その散らかりを「資産」に変えるのが、"残して、続きから"という考え方なんです。
ここで、ちょっと立ち止まって。
なぜ私が、こういう「仕組みの話」を、毎回しつこく伝えているのか。
AIの世界は、半年で景色が変わります。
最新ツールの操作だけを覚えると、覚えたそばから古びていく。
でも、
・自分のやりたいことを、言葉にする力
・データを「残す」と、何が起きるのかを見る目
この2つは、AIがどれだけ進化しても、古びません。
むしろ、進化するほど効いてきます。
「会話は消える、ファイルは残る」も、そのひとつ。
新しいAIが出ても、この考え方はそのまま使えます。
だから私は、ツールの使い方より先に、ここを伝えたいんです。
今週、第3回のクラスでは、これを実際に画面でやって見せます。
会話を閉じる → 消える。
フォルダのファイルを開く → ちゃんと残っている。
スマホからのぞいても、同じものが見える。
そして、「この前のログを読んで、続きから」と頼んで、
昨日の続きが、すっと立ち上がる ── そこまでを、実物で。
これ、私自身が毎日やっていることです。