先日、新しいクラスの第1回がありました。同じ内容を、昼と夜の2回。
夜の回を終えたあと、私がやったことをお話しします。
録音をAIに渡しました。それだけです。
すると、まず60分の講義がぜんぶ文字になります。「何分何秒に、誰が、何を話したか」まで入って、1,700カ所以上に区切られた記録です。
そしてここからが本題。AIはその文字起こしを読んで、振り返りレポートを書いてくれるんです。
台本ではこう話す予定だった。実際はこう話した。この説明は伝わった。ここは予定より短くなった——という突き合わせを、パートごとに。
さらに今回は、同じ日の昼クラスとの比較表まで作ってくれました。昼と夜で、進め方がどう違ったか。質問の質がどう違ったか。
このレポートを読んで、うれしかったことがひとつあります。
実は昼のクラスで、反省がありました。講座で使うAIには有料契約が要るのですが、その話が終盤に唐突に出てしまった。振り返りで「これは最初に言うべきだった」と気づいていたんです。
夜のクラスでは、開始2分で予告していました。
つまり——昼の反省が、その日の夜にはもう直っていた。それを、AIのレポートが「直っていましたよ」と確認してくれたわけです。
いいことばかりではありません。
夜の回では、受講生の前で実演をしたのですが、一カ所うまく動かなかった場面がありました。レポートはそれもちゃんと記録していて、「次回はデモ専用のまっさらな環境を用意しておくこと」という申し送りまで書いてある。
ごまかさないんですよね。うまくいったことも、いかなかったことも、証拠つきで残る。
正直に言うと、講座を終えた直後の講師の頭の中は、あてになりません。
手応えのあった場面ばかり覚えていて、早口になっていたところや、答えそびれた質問は、きれいに忘れている。「なんとなく良かった気がする」で、次の回を迎えてしまう。
いまは、録音を渡すだけで、60分をぜんぶ読んだ相手と振り返り会議ができます。
これ、講座をやっている人だけの話ではないんです。
コーチングのセッション。研修。営業の商談。毎週の会議。——「話す仕事」をしているすべての人が、同じことをできます。
自分が話した60分を、自分で聞き直すのは、正直つらい。時間もかかるし、自分の声を聞くのは気恥ずかしい。だから録音は、録ったまま眠っていく。
その録音、AIに渡してみてください。
「文字にして、振り返りをまとめて。良かった点と、次に直す点を」
これで、専属の振り返りパートナーの完成です。回を重ねれば「前回と比べてどうか」まで見てくれます。
先日、受講生のつまずきが翌日教材になる話を書きました。今回は、昼の反省が夜に直る話です。
この講座は、そういうふうに、AIと一緒に回しながら進化しています。
そしてその回し方そのものが、講座でお伝えしている中身です。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、だんだん慣れてきます。 受講生は50代、60代の方が多いですが、みなさん、どんどんAIの可能性を感じて行ってます。 |