料理が、急に楽しくなってきました。
自分でも意外です。
これまで何度も「自炊するぞ」と思ってきました。
そのたびに、いつのまにか同じ数品に戻っていました。
私は飽きっぽい性格なんだな、とずっと思っていました。
でも最近、そうじゃなかったことに気づきました。
飽きていたんじゃなくて、途中で止まっていただけでした。
レシピ本を開きます。
動画も見ます。
そこまではいいんです。
でも、作り始めると必ず途中で疑問が出てきます。
この火加減で合っているのか。
これ、家にないけど何で代わりになるのか。
この切り方でいいのか。
本にも動画にも、そこは書いてありません。
そこで手が止まります。
止まると、だんだん面倒になります。
面倒になると、結局いつものメニューに戻ります。
これを何年も繰り返していました。
レパートリーが少なかったんじゃないんです。
増やそうとするたびに、途中で止まっていたんです。
今はAIに相談しながら作っています。
わからなくなった、その場で聞けます。
だから止まりません。
止まらないので、最後まで行けます。
たったこれだけの違いでした。
この2週間ほどで作ったものに、チリコンカンがあります。
スパニッシュオムレツも作りました。
ガスパチョも作りました。
どれも、先月まで一度も作ったことがない料理です。
名前も良く知りませんでした。
言われるままに材料買ってきましたが、何作るのかもわかりませんでした。
先日は、ホットクックで温野菜を作りました。
かぼちゃ、にんじん、きのこ、ブロッコリー、ほうれん草、もやしの6種類です。
以前の私なら作らなかったです。
面倒くさいので。
AIに聞いてみたら、入れるタイミングを3回に分ける方法を教えてくれました。
最初にかぼちゃとにんじん。
残り13分できのことブロッコリー。
残り8分でほうれん草ともやし。
1回の運転で、6種類ぜんぶが狙った食感に仕上がりました。
洗い物は、内鍋ひとつです。
ホットクックやヘルシオで作れるものは、もっと簡単です。
公式サイトから、レシピを本体にダウンロードできます。
あとはボタンを押すだけです。
火加減で迷う工程が、まるごと消えます。
調味料と、材料と、調理の仕方。
この3つの組み合わせだけで、こんなに広がるものなのかと、今さら驚いています。
私はずっと、自分が知っている狭い範囲の中だけで料理をしようとしていました。
そりゃ、飽けますよね。
これ、たぶん学習欲が動いているんだと思います。
知らなかったことを知って、試してみて、できて、また次が気になる。
このループに入った瞬間に、飽きが消えました。
料理が「作業」ではなく「学ぶこと」に変わった、という感じでしょうか。
次は何を作ろうかと考えている時間が、今いちばん楽しいです。
意識が高くなったわけではありません。
わからないところで、止まらなくなっただけです。