昨日の料理の話には、続きがあります。
AI講座の受講生から、よく問い合わせが来ます。
「使っていたら、こんな画面が出たんですけど、大丈夫ですか?」
「YesかNoか聞かれています。進めていいんですか?」
「AIからこう言われたんですけど、意味がわかりません」
正直に言うと、私が見れば一瞬でわかります。
ああ、これはただの確認画面だな。
進めて大丈夫だな。
アプリケーションのエラーで、ただ閉じればなんの問題もないな。
でも、わからない人にとっては、そうじゃないんですよね。
押したら、変な動きをしないだろうか?
何かが消えたりしないだろうか?
不安になって、手が止まる。
この問い合わせを見ていて、はっとしました。
これ、私の料理と同じだ。
昨日書いたとおり、私は料理で何年も止まってきました。
火加減はどうすればいいんだろう。
どのくらい炒めればいいんだろう。
これ、何日もつんだろう。
迷っているうちに、手が止まる。
理由は単純で、聞く相手がいなかったからです。
料理学校に行くと作れるようになるのは、レシピが良いからではないと思うんです。
隣に、その場で聞ける人がいるからです。
作りながら、「これでいいですか」と聞ける。
「いいですよ」と返ってくる。
だから止まらずに、最後まで行ける。
AIの学習も、同じでかなと思います。
動画を見るだけでは、いま自分の画面で起きていることには答えてもらえません。
画面は一人ひとり違うものが出るのに、動画は一本だけだからです。
だから私の講座では、なるべく講座の中で質問を受けるようにしています。
講座の外でも、質問を受けられる形にしています。
正直、これまでは「そのほうが親切だから」くらいに思っていました。
でも、自分が料理で止まる側を体験してみて、確信に変わりました。
人が止まるのは、能力の問題ではなくて、聞く相手がいないからです。
というわけで、受講生からの「これ、大丈夫ですか?」は、私にとって嬉しい問い合わせです。
止まらずに、聞いてくれたということなので。
私もチリコンカンが作れたのは、聞ける相手がいたからでした。